この「tiraokan」でも補完補足を行っていきたいと思っております。
で、第一回目はNuke的概念というか、思考というか、それをメインにつらつらと書かせてもらったため、じゃあ実際どうやって使うのか?ってところで疑問が多々生まれるであろうと想像しております。
当然、今後、時間を掛けて実際の使用方法を紹介していくつもりではありますが、今回は、基本的なことを列挙してみます。
まず、「Merge」・・・
通常左にあるツールバーっぽい、Nodesペーンから呼び出すか
NodeGraphペーン上で右クリックして呼び出すか
NodeGraphペーン上でtabキーを押して、直接NodeOpの名前を打ち込むか
この「tiraokan」でも最初の方に説明していましたが、MergeNodeOperatorにはインプットが「A」と「B」と通常二つ確認することができます。とりあえず、2枚の画像を合成してみます。
こんな感じです。Bがバックグラウンド。Aがフォアグラウンドです。で、この場合、AmbOccの画像で、GIライクな陰影をつけたいという意図なので、フォアの乗せ方を[multiply](乗算)に変更します。
「Properties Bin」にある、この「Merge1」の[operation]をデフォルトの[over]から[multiply]に変更します。
これで、AmbOccを [multiply]で合成することができました。
viewerペーンに何も出ないという場合は、
見たいNodeOpをViewerOPにつないで下さい。
こんな感じで。 この場合「Merge1」NodeOPを選んでキーボードの「1」を押すと、ViewerOPの一番に「Merge1」の出力がコネクトされます。
また、OpenEXRを用いると、AOVとして各種レンダリングパスを画像1枚に格納できます。
その場合、たとえば、同じ画像にある[rgb]チャンネルと[AmbOcc]を合成する場合は・・・
真ん中にある●は「Dot」と呼ばれるもので、ラインの流れ(チャンネルの流れ)を
わかりやすくするために、用いたりします。この場合使わなくていけますが・・・
こんな風にひとつの画像を[Merge1]のAとBにコネクトして、
[Merge1]のPropertyで
[A channels]を[ambocc]に変更してやり(この場合この画像にあらかじめamboccのチャンネルが存在します)、
おなじく[operation]を[multiply]に変更してやればOK。
こっちのほうが、Nuke的でスマートです!