たとえば、グリーンでキーアウトしたんだけど、どうしても半透明部分のエッジにグリーンが残るとか。despillするため、hue correctなどでグリーンをキャンセルしたら、白っぽくなりすぎて、今度は背景色に対して浮いてしまったとか・・・
そういう時、このmaskのfringeオプションをもちいるといい感じにいけたりする場合があります。
適当な素材がないので、この部分の説明は省きますが、原理だけ説明を。
たとえば、真っ白のconstantノードにrampノードでアルファとして幅の少しある白から黒のグラデーションを与えます。
こんな感じです。
アルファを見ると
こんな感じです。
で、ここにcolor correctノードを追加し、maskにアルファを指定してfringeオプションにチェックを入れて、
適当に色をいじります。緑にしてみます。
と、こんな感じになります。アルファの0-1の幅で真ん中ぐらいにcolor correctの効果のピークがきているようです。
実際にカラーピックしてみると、
こんな感じで、0.5のときに、color correctが100%効いてます。
クロマキー等でアルファを作成して、エッジのみを修正したい場合は割りと使えるオプションです。原理がわかれば、アルファにblurを用いてもう少し幅をだすなど、いろいろと利用価値があります。