コンポジットアプリケーションという視点では、ユーザー数は多いけど、AEはかなり独特のシステムだと思う。Photoshop的な思考で時間軸を取り込んだという感じだ。他の主要なコンポジットアプリケーションは大体Nodeベースである。Shake、Fusion、Tokix そしてNuke。AutodeskのSuite製品もしかり。
元々映像合成はフォアグラウンドとバックグラウンドという考え方で、フォアとバックを合成して一旦テープにこすって、さらにそれをバックにして新しい画像をフォアとして合成してまたテープに・・・ というのがありき的な考え方です。
使っている画像はこの4枚。
たとえば、AEで3つのレイヤーで構成されるコンポを組んだとしたら、↓
Nukeではこうです。↓
さらにコレにマスク的要素が加わると
AEではこうですね↓
Nukeではこうです。↓
AEでも似たようにチャンネル設定エフェクトを用いれば、こんな感じで出来ます↓
で、じゃあAEで良くやりがちな「ブラー」を掛けてトラックマットでマスクを掛けてとすると、ボケがマスクの形状でパキっとしてしまう。
コレを避けるためにプリコンさせて、といった手順を踏むことがあると思います。
もちろん、チャンネル設定エフェクトを使えばプリコンする必要はないので、それで問題ないのですが・・・
このプリコンがノード的思考だと思います。MergeNodeの一個一個がプリコンみたいなものと思えば、Nuke的思考(ノード的思考)がぐっと身近になると思います。
ちなみに、一番スマートなのはきっとこうですよね・・・
Nukeだとこう↓
次に画像の一部だけをカラコレなどをしたい場合。
AEではこんなかんじでしょうか↓
もしくはプリコンつかって↓
Nukeではこんな感じです。↓
Node一個一個でプリコンされた画になっていると思ってもらえれば。そして、そのNode一個一個にマスクが設定できることが多いです(←コレはかなり便利!)。
とAEとNukeの組み方の違いいかがだったでしょうか?
nukeもっと普及してほしいですね!
ReplyDeleteAEからNuke移行やAEからtoxikってどこも
悩んでるとこなんで、この手の情報まとまってると
すごい役立ちそうです。
klfさん!
ReplyDeleteどうも、コメントありがとうございます。
いつも物凄く勉強させていただいてます。
ボクなんぞは、導入的なところぐらいなら、お伝えすることができそうなんで、がんばってまとめていきます。
そうそう、ここから、リンクはらせてもらってもよろしいでしょうか?
リンクお願いします!
ReplyDeletenukeでのnomal使ってのrelight、retexこの辺スマートにできないもんかと思っています。fusionは、標準で
それなりのが付いてるので。もしかしてnuke6とかに搭載されているのでしょうか?
あのshaderが貧相なのがネックですよね・・・
ReplyDelete結局ExpressionNodeを駆使するしかない。
その分、やりようによってはかなりなことできるのでしょうが。
Fusionやはりいいですか!FusionのShader周りは気になってるんです。Fusionになってから触ったことなくて、当然6も。
ただ、色々調べてる限りはShader周りはずば抜けてよさそうですよね。
ボクは5からのユーザーなので、それ以前は知らないのですが、RelightNodeは標準でありますね。デフォルトで出てこないのですが、etc>All plugins>Update するとRelightがだせますね。しかも、面倒なことに、Light(Scene)、cameraまでならまだわかるのですが、materialもコネクトする必要がありw、結局objで入れてやってるのと変わらんです。ただ、P、Nをつかってるだけ。でP、Nを使ってそこまでするんだったら、Expressionで組む ってなって、結局あの物凄い複雑なスクリプトになるんでそしょうね>Relighting Rig
RetexはSTMapじゃダメですか?これは、一つ上のエントリーのReflection Mappingでも使ってますが、やりようによっては使える感じします。
リンクの件ありがとうございます!
後ではらせて頂きます!